2017年2月17日金曜日

SakurazakaASYLUM2017まで、あと1日!

こんばんは。

雨よ来るな!皆さま祈っててください。
ついに明日、楽しいこと、待ってますよ。

それでは最後のカウントダウン!

乙黒信さん!

最後のカウントダウンはこの方!
毎年Sakurazaka ASYLUMのロゴを担当してくれている紅型屋 紅天の乙黒さん!

1972年生まれ、沖縄・内地のウチナーハーフで東京育ち。
東京デザイナー学院ファッションデザイン科卒。在学中に服作りを始める。
面白い生地を探し求めつつ、自分で染めを始めるようになる。
3、4年ほどロウケツ染めや筒染めの活動を経て型染に進む。
型染=紅型=やるなら沖縄!という思考連鎖で沖縄移住を決意。
琉球びんがた事業協同組合、後継者育成事業卒。沖縄県工芸指導所卒。
現在 「紅型屋 紅天(べんてん)」 を主宰している。
県内外へ紅型作品をはじめ、従来の枠にとらわれない、紅型の新たな可能性を発信している。

沖縄のSakurazaka ASYLUM以外でも福島のFukushima in ASYLUM、埼玉のKoshigaya ASYLUMでもロゴを担当。ASYLUMは乙黒さん抜きでは語れません。



毎回、ASYLUM開催決定!の時は乙黒さんのロゴと共に発表です。
なので企画も何も決まってない時に紅型を染めてくれているのです。
不安たるやないと思います。頭が下がります。
今回桜坂劇場さんご座キッチンにて乙黒さんの個展が開かれています。
こんな画像ではなくて、生でその色使いや物語を感じてください。


Sakurazaka ASYLUM 2017
乙黒信紅型展
「違う窓の同じお話」@さんご座キッチン
桃太郎のお話で、川の上流に住んでる人にしてみたら「桃太郎」とは桃が川を流れて行くだけの話。
ピッチャーしか見てない人にとったら、野球はただただボールを投げるだけのスポーツ。
でも本当は物事は全部、急には生まれないし、単発でも生まれない。
本当は世界は全ての人が出演者の壮大な物語で、流れてきた場面がまた、多方面に、次の場面へとつながって行く。
その時眺めた景色で嬉しくなったり、悲しくなったりした僕は、誰かが眺める次の場面で優しい人として、もしくは例えば変な奴として登場して、この壮大な物語に加担して行くんだ。
これは誰かの窓から見えた物語の一部。
それは僕の、そしてつまりはあなたの物語だ。
できることなら、幸せな物語になりますように。
展示期間:2/11(土)~2/23(木)

●HP
●twitter
https://ja-jp.facebook.com/bingataya.benten/

また、乙黒さんは桜坂劇場にて紅型の講座も行っています。
桜坂市民大学 紅型講座  (日) 15:15~17:15 全9回
興味が出た方、やってみたいという方は体験も出来ますのでお気軽にご連絡ください。
桜坂劇場:098-860-9555



そんな乙黒さんの思いやASYLUMへの愛を、今回メッセージで頂きました。
許可をもらえたので、乙黒さんのSakurazaka ASYLUM2017への思い、読んでください。
(全文)


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じゅうぶんあっためて、時間かけて染め上がって、それが巣立つ寂しさみたいな、ま、毎回だけどね。
あとは立派に育ちますようにってなやつで。

今回のアサイラムのロゴと向き合う感覚は、わりと不安や寂しさみたいのが大きかった気がする。
それは、ロゴ依頼された時点での、アサイラムを作り上げてる要素の、お客さん以外の全部の人たち(演者さん、会場となる場所のみなさん、スタッフのみなさん、関わられるすべてのみなさん)の温度が全くわからなかったから。

こんなに楽しみで熱くなってるのおいらだけなのかなー?
ま、だからもー、片思いなんだけどね。

実際依頼された時点で、日時も会場も出演者さんも決まってなく、ただ「桜坂劇場中心に、地元色強く、この地の、沖縄の音楽の面白さを前面に出せれば」みたいなはなしを聞いてて、だから前回みたいにある意味大味な、鳴り物が賑やかに聞こえるような図案から、わりと「原点回帰」なイメージになって行ったよ。

派手に大きくじゃなくて、濃密なピンポイント。

そんなこんな心の動き、全部を燃料にしてペンが走って描けた図案。

同時に福島を思って、越谷も思ったさ。
みんなどんなしてるだろ?
繋がったまんまなのかな?
繋がったイベントとして、アサイラムがあるのかな?
とか。

赤瓦の屋根から男の子が紙飛行機投げてる。
福島や越谷にも飛んでったらいいなーて。

また
アサイラムって言うタマゴから、アサイラムって形以外の何かが産まれて、みたいな流れならね、それがポジティブな変化ならば、それはそれで、全然オッケーても思ってるんだけどもね。

つまりここまでは、Sakurazaka ASYLUM2017のロゴの中にある僕の物語。

大事なのはこっから先
これにどんな物語をみんなが吹き込んでくれるのか。

それがどうか、あったかくてご機嫌なものとなりますように。

結局ドキドキしてわくわくしてるんだよ。

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それでは皆さま!また明日!

(井)

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